Hackensack - Up The Hardway (1974)

Hackensack ここ最近の英国B級路線はホントにキリがないのだが、その分読み手からも飽きられてきたのだろうか?などと思ったりする…。ん~、ちっと路線変更も考えないといかんかな、と思いつつやっぱり所詮は好きなものを書くのが面白いしねぇ…。まぁ、もうしばらくこのB級なセンスにお付き合い下さい(笑)。Live at the Hard Way」のジャケットを見てかなり驚いたもん。コレ、相当キモいぞ…と。音だけ聴いていればまだB級ながらもブルージーなギターと洗練されたハードロックバンドという域なんだけどね、ライブはもう思い切り垢抜けないドロドロのブルース?ロックでさ。まぁ、そういった集大成が本作「Up The Hardway」ってことになるんだろうけど、リリースは1974年だからバドカンとかが出てきた頃だね。それでこの音ならかなり良いセンス…と言いたいけどなぁ。やっぱB級感漂うのか。

 いやぁ、かなりブルージーなハードロックギターとそれなりの曲調で組まれているので聴き応えはあるし、ヘタでもないのでバンド的には面白い。ただ、これが60年代末にシーンに出てきていたらもっとハマっただろうに…、その分洗練された音作りになっているからね。アルバム全編に渡ってアメリカンなコーラスワークや洗練されたメロディを散りばめてあるくせにギターは思い切りネバネバなブルースギターで、歌もまた然り…っつうかバックは全てそのまま泥臭い音を出してるので大変聴きやすい…のだ(笑)。  そして一曲目のアルバムタイトル曲「Hackensack」ではかなり意欲的な作りになっていて、曲は大したことないけどアプローチが面白くてね。ギターソロはバックの音がなくなった単独のソロ=Zepの「Heartbreaker」を意識した構成で、更に凄いのはその中で後のVan Halenも真っ青なライトハンド奏法による高速フレージングが登場する。正にそのままでして、スケールなんかも煮たようなアプローチだから驚く。実際にはライトハンドの部分をピックで鳴らしているような感じではあるが、このまま発展させられればもしかしたらギターヒーローだったかも?いや…それはないか(笑)。

 ブルースベースのハードロックがここまで洗練されて、バドカンの後釜的に位置するように仕向けられたような気がするが、やはり彼等のロック魂が勝利を収めた結果なのか、まったく売れずに今もってB級の名誉を欲しいままにしているのも素晴らしい。  さて、ブルースロックに取り憑かれた若者が1970年代の英国には多数存在していたようだが、時代の経過と共にそれは薄れていき、更に発展したサウンドがロック界を彩ることとなるのだが、この頃にバンドを始めて、そのままメジャーともマイナーともつかない形で活動していたものが1974年になってメジャーデビューとなったバンドがHackensackというバンドだ。主要メンバーのニッキー・ムーアはこの後サムソンなどにも関わるので、割と主要な英国ハードロックシーン形成時のメンツ?かもしれない。

Hackensack - Live at the Hard Way (1973)

Live at the Hard Way 思考回路を全て破壊する音ってのがあってさ、たいていの音楽ってのは聴きながら何かできたりするし、BGMなんて言葉もあるくらい流しておけるものが多いのだが、ロックってのはそうも行かないのが多い。それでも適当に聞き流せるものも多いし普通に聴いてても頭に入らない音楽ってのもあったりと色々だ。ただ、その中でもBGMだろうが普通に聴こうが他のことが手に付かなくなる、頭のなかが空っぽになっちゃう、っていうのもあって、これはもう両極端で好きすぎて他に気が回らない、ってパターンとやたらと気になる音の世界って感じ。まぁ、そこは色々あるけど大抵ヘタなのとか個性的なのとかは後者の部類に入る。こういうのって困るんだよな〜、いつもブログ書く時って音を聴きながら書いてるんだけど、それが進まないってお話でさ、まったく耳障りな音…いや、違う、聴く者を痺れさせる音、ってことだ(笑)。

 Hackensackってバンド知ってる人どんだけいるんだろ?ここの読者なら割といるんだろうとは思ってるけど、それはともかくまぁ、そのHckensackってバンドは60年末にメジャーデビュー、アルバムは1974年に「Hackensack」の一枚だけなのだが、超強烈なインパクトを放つブルースベースのヘヴィメタル…、いや、当時だからハードロックですがね、そのHackensackの1973年の発掘ライブ盤ってのが「Live at the Hard Way」としてリリースされてて、ジャケットに写ってるようにニッキー・ムーアの醜悪な巨漢姿だけでインパクトを放っているのは見て一発でしょ。初期のシングルばかりを集めた「Give It Some」なんていうアルバムもリリースされてるみたいでYouTubeで聴けるんだけど、こっちのはまだ普通の音してる感じ。ところがファーストアルバム前のこの「Live at the Hard Way」はもうぶっ飛んでます。あの巨漢がこんな風に歌ってるのかみたいな姿を想像する方が楽しいんで、どうも色眼鏡的に聴いてしまうけど、どうしてどうして、アグレッシブに且つスーパーヘヴィーにグイグイとブチかましてくれるのでこれぞヘヴィーブルースハードロックみたいな感じで頼もしい。癖になる人は癖になるかも(笑)。

 音楽とは異なる視点から入ってしまっているんですが、サウンドは個性際立つ演奏陣に支えられた正に70年代なライブサウンドを出してて、アルバム「Live at the Hard Way」で聴けた整然さとは雲泥の差の超絶ヘヴィロックのライブが楽しいんでジャケットのキモさにおののかずに一度耳にしてみると意外と、というバンドですね。

Hard Stuff - Bullet Proof 1972

 凄く間接的なんだけどもうちょっとだけパープル繋がり?で行ってみようかな、なんて。いや、たまたまその辺聴いてたらハードスタッフを思い出して、そうだよなぁ、このバンドもアトミック・ルースタークォーターマスの融合で…なんて眺めてたら、あれ?ギラン&グローバーって参加してるんだ、と思わず感心…っつうかオリジナルってパープルレーベルからリリースされていたんじゃないか、なら納得納得。と言うことでこれもパープル全盛期に二人が参加したってことでそれなりに話題にはできたんじゃないだろうかとも思うがリアルタイムの英国ではどんな宣伝文句だったのかちょっと興味あるね。

 それで思い出したのだが、昨年末頃にここの常連さんのトコで取り上げてたなぁ…と見直してみると、そうそうDeamonっつう前身バンドがあるってことを教えられたんだ…と。まぁ、まだそっちは聴いてないんだけど、1994年に発掘されたものらしいのでそういうのを漁りに行けるかどうかもマニアのボーダーラインではあるんだろうな(笑)。ちなみにそのDeamonっつうバンドはハードスタッフの三人にあと一名加わっていたバンドでハードスタッフの前身バンド、アレンジは異なる物の楽曲も多数ダブるものが収録されているらしい。う〜ん、こうやって書くと聴きたくなるな(笑)。

 さて、そのハードスタッフだが、アルバムリリースは1972年、ジャケはまぁ、それなりのものなので特にコメントはないけど、音的にはやっぱりトリオ編成だから幅はそれほど広くはないかなって感じ。でも、純粋に英国的ハードロックでオルガンがないだけで、ちと硬質っつうかハードさが強くて重いテンポの曲が多め。ん〜、歌がなぁ、ちょっと…とは思うが、ここのところそういうのばっかり聴いてるから結構こういうのが普通に聞こえてきた(笑)。簡単に言えばアトミック・ルースターの鍵盤の音をギターに置き換えたらこうなります、みたいな感じでまずまずの出来映えで、一応セカンドアルバム「Bolex Dementia」も出してるけど、知名度は低いのでやっぱファースト「Bullet Proof」だろうか…、ただ、このセカンドも結構良い線行ってる音出してるので実はハズしてはいけないのだが。うん、結構激しくハードロックしていてこの手の音が好きな自分には何の苦もなくすんなりとハマれる音♪

 ただやっぱり何度も聴くモノではないっつうのがB級の性っつうところか(笑)。いやいや、十分かっこいいっすよ、ほんと。

Hard Stuff - Bolex Dementia (1973)

ボレックス・ディメンティア 情報漁りをしながらアマゾン見ていると何やら紙ジャケシリーズも実に色々と出て来ているようで、まぁ、あんまり紙ジャケには興味がないのであくまでも時勢を見る程度の情報なのだが、その中でふとHard Stuffというのが目に入ったんだよね。しかもセカンドアルバム「ボレックス・ディメンティア」なんてさ…、一体今の時代に誰がそんなもん欲しがるんだ?と思うようなリリース。…冷静に考えてみればそんなもん、と思った自分が一番欲していたりするんだから、きっとそういう輩が沢山いるんだろう(笑)。いやね、一生懸命コレクトしている時にはなかなか見つけられなくて、とか手を出す余裕がなくて、とか諸般の事情で書い逃しているアルバムっていっぱいあってさ、しかもHard Stuffのセカンドアルバムなんて一生懸命探して買うもんでもないから抜けっぱなしって所でさ、そうこうしている内にレコードなんて見かけることすらなくなってくるし、CDですら初期のはもう終わってるし、そもそも流通量が多すぎて訳分からんのだが…。

 Hard Stuffのセカンドアルバム「ボレックス・ディメンティア」、1973年リリース。ファーストアルバム「Bulletproof」は割と話題性もあったようで、何かと取り上げられるようなこともあったのだが、セカンドはねぇ、何となくピンと来ませんでした、当時。いや、ジャケットだけの話。来歴はアチコチで書かれているんでテキトーに書いておくとQuatermassとAtomic Roosterのメンバーが合体して出来たバンドで、それ自体がもうアングラな世界の話でさ、もちろん出てくる音もその名の通り実にマニアックな世界(笑)。70年代初期の何でもありなごった煮ロックの象徴でして、Hard Stuffが面白いのは鍵盤奏者がいなかったためにトリオでのロックバンドでしかあり得なかった、そしてジョン・グスタフソンというちょいと変わり者のベーシストがいたことで、何つうのか…えらくファンキーな、音の途切れるベースを中心にギターが装飾音を加えて何か出来上がっているっつう感じ。最初にCDでこの「ボレックス・ディメンティア」を聴くと冒頭から無茶苦茶しょぼい音が流れてきて、何かなぁ~なんて思ってたら、実はアナログ時代は、っつうか本来のアルバム構成はCDで言う6曲目からで、何でだかわからんけどどのCDもアナログのA面とB面が逆に入っているらしい。日本の誇る紙ジャケ再発盤ですらそうなのか?とその辺の詰めの甘さこそがHard StuffというB級なバンドに対する扱いなのだなと。

 そんな知識を得て、再度6曲目からアルバムを聴いてみると、これがまたエラくかっこ良く聞こえるもんだから面白い。きちんとギターリフ主導でヘンなベースラインが曲を引っ張っていくちょいと歌の弱いバンドだよ、ってのがちゃんとアピールされている。これでこそ英国B級バンドの主張。やはりB面一発目からアルバムを聴いてはいけないのだ。何でそんな編集なんだろうねぇ。しかし線の細いギターにワウペダル、一方では実に太いベースの音、面白いな。黒い感じの音を狙ってはいるけど、それはベースのラインだけでブルース臭さもポップらしさもソウルらしさもなく、単にやや際立った感のあるラインだけが今となってはHard Stuffの特徴になっているのか、正に英国のセンスで、面白い。この辺をまとめて聴いている人には涎モノですな(笑)。

Hapshash and the Coloured Coat - Hapshash and the Coloured Coat (1967)

Featuring the Human Host & the Heavy Metal Kids ミッキー・フィンというパーカッショニスト…、ロック史の中でパッカションを叩くことでシーンに登場してくる人って名前浮かぶ?自分は多分あと一人、レイ・クーパーくらいしか浮かばないんだが、他にいるかなぁ…ってくらいにパーカッショニストなんてのは日陰者に近い。それでもミッキー・フィンとマーク・ボランは二人でシーンに踊り出てきた。まぁ、ミッキー・フィンはT-Rexが売れる頃にはいなくてスティーブ・トゥックに替わってしまったのだが…。そんなミッキー・フィンがT-Rex結成前に参加していたバンドってのがあってさ、そんなん誰も知らねえだろと思ってたら、Hapshash and the Coloured Coat ってバンドで、自分的には「へぇ~、アレに参加してたんだ?」と知った次第。うん、60年代末期のサイケデリックバンドとしてはほんのちょっとだけ知られているバンドだったハズ。美術生の集団だったような記憶ですが…。

 1967年にリリースされたHapshash and the Coloured Coat の作品、アルバムジャケット通りによくわからない超サイケデリックな音をひたすら出し続けたバンドで形容しがたいのだが、垂れ流しで聴いているとそのうちにこのトリップ感に大いにハマってくるという代物で、マジメに聴いてはいけないのかもしれない(笑)。ひたすら単調なリズムとフレーズでサイケデリックに迫ってくるオープニング曲からしてドラッグ感覚たっぷり。ベースはブイブイ言わせているし、ピアノも結構暴れているのにひたすら単調。売れるとか売れないとか気にすることなくプレイをしてみました的に強烈なサイケ系。アコギ使おうともどこかコーマス的に狂気を感じるが、二曲目など良い例でして、その狂気性の一端を担っているミッキー・フィンのパーカッションが抑揚させてくれる効果をたっぷりと含んでいるのがいいね。音楽的にどうのって言うかはともかく、こういうサイケな空気が必要だった時代なんだろう。初期のティラノザウルス・レックスとかなり近しい世界観を聴けるのも面白いかも。

 ヘンなバンドだなぁ…。随分昔に聴いたキリで完全に忘れ去ってた音だけど印象だけは残ってて、ジャケットのインパクトと共にヘンだったような…と。ただ、自分がこのヘン聴いてた時って他にもいっぱいヘンなの聴いてたからその辺との比較になっちゃってたんだよね。だからこんな機会に単発で聴いてみるってのはなかなか見直すには面白いタイミングだったかな。まぁ、無理して聞く必要は全くないくらいにどうでも良い音楽であることは確かだが(笑)。

Hawkwind - Space Ritual 1973

Space Ritual  モーターヘッドのレミーとして今では有名なのだが、元々はホークウィンドの、という肩書きもこれまた割と有名で、もちろんモーターヘッドのレミーを期待してホークウィンドを聴いても全く徒労に終わるくらいに別のサウンドをやっているのでどっちのファンも被らないのだが、それくらいレミーは振り幅の広い二つの大物バンドを動かしていたってことだ。まぁ、メジャーという感じではないからそれなりなんだろうけど。そんなレミーがバンドの気運と共に一大絵巻を作り上げたのがホークウィンドの名作「Space Ritual」。

 1973年リリースの名盤「Space Ritual」、と呼ばれているんだけど、なんつうのか、プログレ畑のマニアからは割と絶賛されることが多くて、サイケデリック、アシッド、プログレッシヴというような要素がたっぷりと詰め込まれたいわゆる最強メンバーによる二枚組のライブ盤。昔からジャケットだけは知っていたけど、なかなか二枚組で値段も高かったので手を出せなかったんだよね。随分後になってから聴いたんだけど、今回また久々に手を伸ばしてみました。

 やっぱり、トリップしてないと聴けないかも(笑)。いや、ホントにさ、ひたすら同じビートで延々と効果音もたっぷりとグイグイと迫ってくるドラッグミュージックです。名盤っつうのか、凄いライブで、いわゆる音楽とうのよりはもっと心地良いノイズサウンドに近いヘヴィメタルというかコンテンポラリーというか、サイケです。その中に凄く芯が通っているのがレミーのベースやニック・ターナーのサックスでして、なんでもレコードクレジットにはストリップダンサー「ステイシア」とまで書かれているワケでして、ステージでトップレスで踊っていたらしい。う〜ん、他にも詩人担当がいたりして実にトリップしたステージだったんだろうと想像できるだけに映像があれば面白いだろうなぁ、と。

 しかし、このアルバム、聴いているとクセになるかもしれない(笑)。非常〜に心地良く溺れられる快楽を持っていて、音楽的に云々とか関係なしにヘヴィでサイケデリックに迫ってくる、それがしかもフロイドとか60年代のサイケバンドとは異なっていて、もっと洗練されてるというのかな、やっぱレミーのグルーブが肝。もの凄いテンションの高いライブで、特に「Brainstorm」なんてもうひたすら1コードに近い音の洪水で、もの凄いテンション。いやぁ〜、これ、凄い!

 以降バンドはまだ現役ではあるけど、音楽的には無茶苦茶になっていって、どんな音にも手を付けてみるみたいな感じになっているので実態を掴むのが難しいらしいけど、初期の作品はやはり革新的にで面白いです。「Doremi Fasol Latido」とかね。

Hawkwind - Hall of the Mountain Grill (1973)

Hall of the Mountain Grill スペイシーなロック世界を変幻自在に固定観念に囚われることなくプレイし続けたバンドのひとつにホークウィンドってのが出てきて、ご存知motorheadのレミーが在籍していたバンドってことで知られるんだけど、バンドそのものもレミーの存在云々ではなくても話題性を持っていたと思うし、英国ロック史の中でも異端な存在感を発揮していたんじゃないかな。今となってはレミーの、という形容詞は外せなくなっているけど、それをきっかけに聴くファンが増えればそれはそれで新たな世界観を提供できるんだろうからね。自分的にはそんなにスペイシーなロックって惹かれなかったんだけど、Hawkwindの数枚のアルバムはやはり傑作として語られているのもあってプログレの延長という路線とレミーのいたバンドっていう意味で聴いていたかな。前者でも後者でもピンとこなくて余計な形容詞があるからいけないんだ、と言うことに気づいてからのHawkwindは純粋に英国サイケの王道だ、として聞けるので面白い。

 1973年にリリースされた5枚目のアルバムにしてスタジオ盤では多分最強のアルバム「Hall of the Mountain Grill」だ。当然ながらレミーもブイブイとその存在感を示しているけど、バンドとしてのHawkwindの凄さ多様さ奥の深さ幅の広さなどなどを掘り下げまくった一枚でもあり、それでいて従来のHawkwindが持つスペイシーなハードさというのもあるのでファンを裏切ることもなく変化していってる作品。そのど真ん中にいるのが新加入のサイモン・ハウスというヴァイオリンと鍵盤を弾く男。どうしてヴァイオリンを弾く男は鍵盤(メロトロン)も弾きこなす男が多いのだろう?きっと根っからの音楽家だから鍵盤は普通なのだろうけど。そんな純粋な音楽家がこんなヘンなサイケ集団のホークウィンドに加入してしまってメロトロンによるプログレッシブな主張を始めてしまったのだが、それを単純にコレまでのバンド構造にプラスオンしているところが凄い。普通はその分どこかが削られていくのだが、「Hall of the Mountain Grill」では見事にプラスオン。誰かの出番が減るとか音楽的に損失があるのではなく純粋にプラスオン。メロトロンってやっぱりこの時代の産物でさ、強烈にメロトロン色を発揮してしまうんで結構危険な楽器なんだよな。スピード感なくなるしさ。ところがそれをものともしないHawkwindの姿が聴けるのが「Hall of the Mountain Grill」だ。

 最初はハードなギターとスペイシーな空間のサウンドで攻めてきてメロトロンやバイオリンもちょろっと紹介。この一曲目の「The Psychedelic Warlords」でハマった人は多いんじゃないだろうか?カッチョ良いです。そこからは意外とプログレッシブ&叙情性すら感じさせるメロトロンなどが続き、恒例のドラッグ&スペイシーなサウンドが出てくる…「You'd Better Believe It」ってサイモン・ハウスが加入した頃のライブバージョンだそうで、なるほど前作「Space Ritual」の雰囲気がたっぷりと残されている曲で心地良い。

Hawkwindって結構メンバーの主張も強かったようで…そりゃまぁこれだけの放蕩者たちの集まりだから当たり前なんだろうけど、しっかりとそれぞれが個性を出すかのように曲作りや歌に参加しているという面白さ。アルバムタイトルにもなったカフェの歌「Hall of the Mountain Grill」ではしっとりとサイモン・ハウスが音楽家としての器量をオーケストレーションで聴かせてくれるのだが、そんな余韻が無残にも次のレミー快心の一曲「Lost Johnny」でぶっ飛ばされる。歌にギターにベースにレミー一色で作られただけあって、余分な装飾音が邪魔に聴こえるんだけど、面白いのはHawkwindで演奏しているからか、やっぱりサイケデリックな雰囲気に仕上がっているってとこだ。やっぱりmotorheadとは違うね。それにしても何とも充実した作品じゃないか。

 不思議なことにHawkwindってそんなバンドなんだ、と思う割に音楽性からかもの凄いロックを感じるというものではないというのが面白くて、ちょいと器用なロック好きのバンドみたいな感じなんだよね。多分メンバーは全員恐ろしくロックなハズなんだけど(笑)。割とHawkwindをど真ん中で聴いていたことはなかったので、今回またじっくりと聴けて良かったなぁ。気分を選ぶけどこんだけの名作ってなかなか出会えないから面白かったもん。

Hawkwind - Warrior on the Edge of Time 1975

Warrior on the Edge of Time シアトリカルでスペーシーでサイケデリックで…なんてバンドは英国には実は割と多く存在していてメジャーシーンでも言われてみれば、ってのはあるだろう。ただ、今のウチのブログではもちろんニッチな英国特集で走っていて、うん、何かねぇ、その辺の作品ってやっぱ面白いんだよ。スピリッツ溢れていてさ、皆が皆思い思いに考えてプレイしてみて…っていうのがさ。60年代末からのバンドは生き残りに必至だからそういうアレンジが出てくるし、新興バンドは自分達の信念で出てきてて、主張が見えるしね。もっとも周りなど一切お構いなしっていうのもあるけどさ。そんなバンドのひとつで結局大成したことがない、と言っては言いすぎかもしれないけど、コレ、っていうものは見当たらない…ってのがホークウィンド。

 1975年リリースの傑作アルバム「Warrior on the Edge of Time」です。ホークウィンドの超多数のアルバムの中でも燦然と輝く傑作として名高い作品。もちろんレミーが参加しているのも大きいんだけど、一番洗練されているってのかな。ダラダラサイケデリック的な雰囲気でアルバムが作られていたのからこの「Warrior on the Edge of Time」ではマイケル・ムアコックのファンタジー作品をネタにしているだけあってトリップ系からファンタジー系への転換が行われているという感じ。まぁ、よくわからんけど確かにダラダラ感よりもちょっと細部に耳が行くというような面は増えたね。サイモン・ハウス…ハイ・タイドっつうバンドにいたバイオリン奏者兼鍵盤奏者によるメロトロンとバイオリンの効果も大きいし、レミーのベースもかなりグイグイ引っ張ってて、後のモーターヘッドを彷彿させるのもある。と思ったらCDのボーナストラックには最後の方に「Motorhead」というタイトルの曲が収録されていて、モロにモーターヘッドな曲。そうか、ここから始まったのか…と。

 さて、アルバムはツインドラムという変わった構成でして、聴いていても、「あれ?あぁ、そうかツインドラムってこういうことね」と聴き慣れないドラムの構成にちょっと驚く。どっちがリードドラムってんでもないみたいで、まぁ、一人でも十分にできると思うのだが、友達だからってことだろうか。もうちょっと音が良ければねぇ…と思うが、まぁこんなもんだ。

 ホークウィンドって掴み所がないのでなかなか取っ付きにくいけど、この辺は聴いてしまえばわかりやすいので最初は良いかも。多分、挫折する人の方が多いとは思うが(笑)。

Hedgehog Pie - Hedgehog Pie 1970

 トラッドフォークの世界とロックフィールドのトラッドフォークとは割と近似しているけどなんとなく線引きがあるように自分の中で分けている気がする…。フェアポートやスティーライってのはもちろんロックフィールドのトラッドバンドなんだけど、やっぱ純然たるフォークギターが中心になっているとトラッドフォークの源流に近いルーツバンドなんだろう、っていう感覚。ロックは進化すべきものだから純然たるトラッドに敬意を払いながらもエレクトリックのロックフィールドを持ち込むっていうのは正しい選択だし、実際に面白いから好きです。もちろんルーツも大事なのでそういうのこそトラッドフォーク、なんだろう。

 さて、もう二十年くらい探しまくっていて今でも手に入れていない幻のアイテム…CDもリリースされていないと思うんだけど、そんなのがまだまだあります。その中でも最高峰に位置しているヘッジホッグ・パイというバンド。そのセカンドアルバム「Green Lady」ってのが欲しいんだけど見たことない。ヤフオクで出てるのを今検索したら出てきたけど、そうでもなかったら見ることないもんなぁ。ヤフオクキライだからやんないし(笑)。おかげで未だ見ぬ幻の名盤、だろう、というか名盤であってほしい(笑)作品は今回置いておいてだ…、ファーストアルバムの「Hedgehog Pie」はこないだ発見したのでようやく聴けたんです。ちょっと前にCD出てたらしいけど、毎日チェックしてないし…。そんでバンド名だけで驚いて狂喜してクリックしたらファーストの「Hedgehog Pie」だった…。あぁ…「Green Lady」聴きたいねぇ〜。そういう楽しみもないとアカンでしょ♪

 んで、そのファーストアルバム「Hedgehog Pie」なんだが…、無茶苦茶良いぞ!!

 フォーク路線が強い感じなんだが、男女ボーカルがバランス良く入っていてさ、しかもアプローチがロックだからフォークだけでなくってフォークをベースにベースもエレキギターもフルートもピアノやフィドルもそこかしこで入ってくる。ただ、ドラムはほとんど入ってこないからそういう意味ではヘヴィロックにはならないんだが、面白い。これはセカンドの「Green Lady」がもの凄く期待できるバンド。シーンに登場したのは1974年なのでちょっと遅咲きなんだけど、良いじゃないですか。かなりケルティックナ旋律が入ってくるのでもしかしたらアイルランド出身者でも在籍しているのだろうか。若干知られた所ではDando Shaftのバイオリン奏者が参加しているらしいが…、ニッチな世界だ(笑)。

 この手のバンドってのはフォークにフルートやフィドルってのが鉄則でして…、いや、良い雰囲気出すんですよ。そんでもってこういう音でフォークギターが録音出来るってのも凄いんだよ。フォークの録音って難しいんだからさ…残響音とかソフトに残さないとカチカチの音に鳴っちゃうからこういう風には鳴らないし。思い入れのあるバンドだけど音自体の接触度はまだまだ低いのでこの季節にこれからヘヴィに流しておきたいねぇ〜。そんでヘッジホッグ・パイに運を付けてもらってセカンドアルバム「Green Lady」も発掘できることを期待!

 残念ながら日本のアマゾンではこのファーストアルバム「Hedgehog Pie」も手に入らない状態なのでアメリカのアマゾンへどうぞ。日本で手に入るのはなぜかUK盤のライブアルバムだけらしい。これも知らないなぁ…気が向いたら聴いてみよう〜っと。

 しかしYouTubeで検索したら「The Green Lady」の音が山のように出ているじゃないか…、聴きたいけど聴かないぞ…(笑)。

Hedgehog Pie - The Green Lady

 1990年頃にマーキー社から発売された「ブリティッシュ・ロック集成」というマニアックな本があってですね、当時から結構これって重宝してそれまでも英国ロックを独自で漁っていたりしたんだけど、知らないのも多くってさ、それで結構欲深くなったんですよ(笑)。特に英国フォーク系ってのはまだまだ未着手の領域だったので、この本で結構目安になったし幅が広がった。その後その手の本もいくつか出てきたんだけど、何冊かは持ってて参考にしたりしてた。ただ、こういう本になっているのを読むととにかくすごいアルバムにしか見えなくてとにかく探しても手に入らないから余計に神々しくなってしまって見つけて買った時にはもうそれだけで満足という状況でして…うん、だから音を聴いて悪いハズがない、っていう先入観なんです。どこかにいいトコロがあって、気づかない自分が悪いんだ、みたいな(笑)。だから今でもわからないのがいっぱいあるんだよな…。多分、好みじゃないんだろうしそんなに傑作じゃないし、ただ珍しいだけというアルバムが多いんだと思う。だから故に少しでも良いところをここぞとばかりにクローズアップして本には書かれているので、余計に気になるという循環なのだな。

1975年にリリースされたHedgehog Pieの「The Green Lady」と言うアルバムなのだが、かれこれ20年くらい探しまくってて、アナログ時代には一度くらいは見かけたことあるしネット時代になってからはオークションやらなんやらで見かけることは結構出てきたんだけどね、やっぱりとんでもなく高いんですよ。なので見送りしてたりして結局聴けなかった。面白いことにCDになったことがないアルバムでさ、これぞ幻のバンドっつうくらいのまでCDになっているこの時代に全くその気配なし。いや、あったかもしれないけどなんでだろ?権利問題なんだろうな。カウンターフィット盤でも出たことないし…、そこまでのものでもないってことだろうが。  そんなことなんだけどちょいと前にネットで入手しまして…、うん、20年間聴いてみたかったアルバムを初めて耳にすることが出来ました。YouTubeのアップロード音源を聴かずしてアルバム単位で聴きました。いや、感動だよね、こうして音が聴けるってのはさ。残念ながらレコードそのものはまだ入手していなくて単に音だけをもらったんだけど…、それでもまずは良い。まずその感動が嬉しかった。持ってる人は持ってるんだな、って。

 さて、じっくりと聴きましたよ、こいつは。それこそ久々に何回もリピートして聴いててさ、いや~、ファーストアルバム「Hedgehog Pie」の方が先に聴けたし、その印象が素晴らしかったのですごく期待してたもん。男女ボーカルでややプログレッシブな方向性もありつつも基本は素朴なエレクトリックトラッドベースのロックバンド。メロトロンとかフルートとか出てくるし、曲展開が確かに凝ってるのもあって名盤と言われるらしいんだな。音を聴いて、なるほど、確かにタイトル曲「The Green Lady」は様々な要素を詰め込んだ当にプログレッシブなフォークロックという展開で面白い。女性の歌声ってのもあどけなくて良い感じだし、見事。アルバムを聴き始めた最初の方は男の歌声中心だったので「ん?」ってのがあったけど、徐々に味が出てくるアルバムの進み方かも。

 いや、躍動感も湿っぽさもドラマティックな展開も音色も可愛さもレア度も探す価値も見事にある大変美しいアイテム。ぜひこれからもまだ探し続けなければいけないアルバムだ…。CD紙ジャケで出してくれないかねぇ…。

High Tide - Sea Shanties 1969

 ここのところ英国まみれになっててB級路線も久しぶりにアレコレ聴いているのでかなり本人ハマってしまって、時間の内中で楽しんでるね。昔はどれもこれもある意味プログレだという認識で聴いていた部分もあったんだけど、改めて聴き直してみるとなんとなくハードロック要素の強いバンドややっぱりプログレってのとかサイケ風味だなぁとかフォーク…アシッド的?みたいなのとか色々あるなぁと、細分化して聴かないとダメかな、なんてのを思ったりね。ここのところ連ちゃんで書いてるのはどっちかっつうとハードロック系統のB級バンドを書いてるね。しかも1970年から71年の間。凄い密集度だと思う。

 で、今日はちょっと遡ったところでデビューしたバンドを書いてみようかな、と。1969年リバティーレーベルからデビューしたハイ・タイド。そう、知ってる人は知ってるし知らない人は多分全く知らないっつう60年代末期の最後のヘヴィロックバンド。ある意味70年代にも通用した音を69年から出していたんじゃないかな。あ、この時期の一年って凄く大きいと思ってるので、こういう書き方になってしまうけど、たった一年の差、であることに代わりはない。

 ファーストアルバム「Sea Shanties」を聴いてみるとわかるように、初っ端からもうとんでもなくヘヴィーでねちっこい歪み方をしたギターの音が強烈に耳に刺さってくる音で、そこへ来て更に追い打ちをかけるように何と狂乱のバイオリン攻勢なワケだ。ちなみにギターはトニー・ヒルっつう人で、バイオリンはサイモン・ハウス。前者はMisunderstoodというバンドでギター弾いてた人…と言ってもまぁ、全く認識されていないと思うので説得力がないんだけど、サイモン・ハウスは結構メジャーな人なんじゃないかな。このバンド、70年にもセルフタイトルのセカンドアルバム「High Tide」をリリースするんだけど、いや、このセカンドアルバムはファーストほどヘヴィーな音じゃないけど、バイオリンが更に凶暴に暴れまくっているっていう感じで全3曲しか収録していないという作品で、完成度は凄く高いよな…。で、そこでバンドは終わってしまうので、ホークウィンドへ転籍していくっつうワケだが、最も有名な仕事としては多分デヴィッド・ボウイのツアーメンバーとして参加したことじゃないかな。アルバムも参加してるね。「Station To Station」か「Low」か「Heroes」かそのヘンだったと思う。そんなメンバーで結成されたハイ・タイドだが聴けば一発。多分誰もが唸ると思う。60年代という括りで見たらここまでヘヴィーな音を出せたのはブルーチアーくらいじゃないか?それにバイオリンだからさ(笑)。別に聴かなくても人生損するほどのものじゃないけど、心から重い音ってのはこういうのを指すンだと思う。

 CD時代に突入してからもなかなかリリースされなかった作品で、海賊版が横行していた。アナログはこれももちろんとんでもなくレアアイテムで、英国でも割と早くからレア物になっていたらしい。何回か見かけたことはあったけど、もちろん高嶺の花♪ 海賊版CDとは知らずに喜び勇んで入手して聴いたのが最初だね。それでもやっぱぶっ飛んだもん。今はしっかりアマゾンにあるから幸せな時代です、はい。

High Tide - High Tide (1970)

High Tide サイモン・ハウスという人の名前を最初に知ったのは多分David Bowieのライブ盤「Stage」だったんじゃないかな。もっともその前にサイモン・ハウスって人の名前を何かで見かけたから「ん?」って思ったのかもしれないので何が最初だったかはわからないか…。それでもさ、Bowieのバンドに入るくらいなんだから腕は確かなんだろうってことで、あまり超メジャーなバンドやアーティストとB級系のバンドの面々がクロスオーバーすることって多くないからその中では珍しい経歴を辿ることになった人なんだと思う。B級のままでいてはいけなかった人ってのか…。それに特技がバイオリンと鍵盤ってのもロック界では割と希少な人材なので大いに発揮する場はあったと思うのだが、それでもフロントにバイオリンを持ってきたバンドではなくて、サポートメンバーに甘んじたってのは本人の性格だろうか。そのサイモン・ハウスと言えば自分的には今はもちろんHigh Tideというバンドになる。

 1970年にリリースされたセカンドアルバム「High Tide」ではファースト「Sea Shanties」に比べてみれば圧倒的にバイオリンが全面に出てくる印象が強くて、ファースト「Sea Shanties」の超絶ヘヴィ圧巻バンドの音からはかなり知性を持った集合体として進化しているみたい。凄く久々に聴いてるな、これ…ってかHigh Tideそのものも久々だからファースト「Sea Shanties」も印象だけで書いてるんだけど(笑)、最初に聴いた時は怒涛のヘヴィロックの洪水が流れこんできたかのようなバンドで、しかも60年代末にこんなバンドがあったのか!ってくらいの衝撃だったんでね、立て続けにセカンドの「High Tide」も聴いていたワケです。っつうか当時漁っていた頃は凄く怪しい海賊盤紛いのCDで「Sea Shanties」「High Tide」の二枚とも1CDに入ってたやつで…、アナログ落としの音ってのもあったからかヘヴィだった(笑)。その後に何度かはCDがリリースされたりボーナストラック追加されたりとそれなりに需要があったようで、今でもちゃんとCDで手に入るバンドであるのは素晴らしい。

 さて、ヘヴィさが衰退したというワケではなく、相変わらずダークで重苦しい音を出し続けているバンドではあって、音楽性の底辺はサイケとブルースになるのだろうか、ドラムもドタバタしててハネることのないノリ、またハネることのないバイオリンという楽器があってベタ〜にベースが這いつくばっているバンドの音で、しかも4曲しか入ってないアルバムでさ、とにかくフリーインプロビゼーションが中心の音作り。構築美は皆無だけど臨場感という意味ではかなりのテンションがある。ここに若干の展開と構築美があればかなり驚くべきバンドになったのだが…。それでも「The Joke」とか突如としてほのぼのとした牧歌的なサウンドが出てきたりするとやはり英国の性なんだな、などと感じてしまう曲もあるので捨てられない。ちょいとクセになる音ではあるな、やはり。

Horse - Horse (1971)

 70年代の英国ロックを知るにはレーベルもひとつの重要な指針だ…と書いた矢先にライブラリから発掘されてきたのがRCAレーベルの超無名なバンドだったりする…。メジャーレーベルから出てきたマイナーなバンドってのはマイナーレーベルから出てくるバンドよりも目立たない扱いになってしまうのはしょうがないことかもしれないので、その分聴く側からしたらものすごく情報を取りにくいバンドになってしまうのかもしれない。RCAの全カタログを年度別に整理して聴くなんてできないもんな…。RCAだったらNeonで出せよ…とか思うのだが、まぁ、そうも行かないか。

 1971年にRCAそのものからリリースされたHorseというバンドの「Horse」というアルバムだが、冒頭から曲のタイトルは「The Sacrifice」だったりしてモロに黒魔術系なのだった。こんだけ無名なのに聴いてみると面白いのは確かに一連の同時代のB級バンドと比較して音が洗練されているし、B級っつうよりも普通にメジャーバンドとしての音質と楽曲レベルを持っててアレンジやセンスも結構秀逸なのでヘンなバンドを聴くよりは全然その価値が高い気がする。楽曲もカラフルに彩られているし、もっさり感はなくて疾走感溢れる中にちょいとアレンジを施して曲に起伏を持たせている感じか。自分の好みからするとちょっと出来過ぎているんだけど、普通に考えればこれくらいの実力がなきゃいかんでしょ。さすがRCAからリリースされていただけあって、と思えるバンド。ハードロックバンド、です、念のため。

 しかしコレ、あんまり英国ロック史に出てこないような気がするけど何でだろ?RCA配給だからそれなりに数は出たんじゃないかと思うんだが、ネットで探してもほとんどヒットしないから細かい情報はよくわからんし、そんなモンかっつう部分あるけどさ。英国ロックのB級系でもやっぱりよく知られているバンドとそうじゃないバンドってあってさ、何かの境目があるんだよ、きっと。ま、騙されたと思って聴いてみてください、かなり面白いしそのセンスの良さは通じるんじゃないかな。

Horslips - Happy to Meet, Sorry to Part

Happy to Meet, Sorry to Part もちっとロック寄りなところでアイリッシュフォークとの融合を果たしてメジャーに出てきたバンドってことで、Horslipsなんてのがあった。アイルランドの伝承音楽って英国のそれとかなり似ている部分もあってそんなのを思い切りロックの中に持ち込んでくるってのは当時…1972年のデビューだからそれほど多くはなかっただろうし、ましてやアイルランドからってのは余計にね。しかし、思い切り紛争の最中だったんじゃないかなぁ…、U2が歌うところの「Sunday Blood Sunday」の頃だもん。

Horslips - Happy to Meet, Sorry to Part Happy to Meet, Sorry to Part

 Horsripsというバンドの最初のアルバム「Happy to Meet, Sorry to Part」。変形ジャケットで何とかっていう楽器を側面から見たところをジャケットにしているらしいけど、何だっけ?アコーディオンみたいなのです。んで、変形ジャケットで、かなり凝った作りなので面白みはその時点から満載してまして、ちょっと前に紙ジャケットでリリースされた時がかなりの精度で再現していたらしいですね。

 その音世界はですね…、これがまたもっと骨太なロックバンドだという先入観があったからかもしれないけど、驚くほど純粋にアイルランドの伝承音楽をベースにしたサウンドで、ロック的な側面がかなり薄い。ルックスがアレなのでこんなに繊細な音ばかりだとは全然思ってもいなくて、かなり驚いた。その分すごく新鮮に楽しめて聴けるんだけど、聴きこまないと分からんだろうなぁ、これ。ちょっと英国モノを聴いていた耳からするとやっぱりアイルランドの伝承音楽はちょっと違うんだな、っていう感触はある。どこが、ってのはよくわかんないけど、やっぱ違う…余裕、なのかな。

 時代なのもしれないけど、ハードな曲が少なくてどうしても伝承メロディに縛られたリズムとノリになってしまって、ロックなノリではないんだよね。それが結構不思議で独特のサウンドになっているんだけど、後にThin Lizzyが「Black Rose: A Rock Legend」で打ち出したようなスリリングさとは結構対局にあるアイルランドロック、か。かと言ってカッコ悪いってのでもなくてまだ模索しているトコロ、という進化系の一つですね。

Human Beast - Volume One 1970

 先日某CDショップを散策していたところ、店内でやたらと気になるロックが流れていた。しかし、これはどう聴いても70年初期の英国のB級サウンドだよな…、このギターの歪み具合の中途半端さや、ソロでの妙〜なトーンやオーバーピークになりそうな録音技術、そしてドタバタドラムと全く読めない曲の展開、そうかと思えばえらく静かなアコギでキメる、みたいな感じで見るべきCDなど全く見ていないで、ひたすらこれ何だったっけなぁ〜、昔聴いたことがあるような気がする…と思い出そうと懸命になっていたのだが、レジ前の演奏中CDを何気なく見ると、そう、堂々と見てはいけないのだ。何気なく、見るワケで…いや、この辺はこだわり(笑)。そうするとこのジャケットが出てきたんだよな。

 そうか、コレか…、と苦笑いしてしまった。ヒューマン・ビースト。デッカから1970年にリリースされたバンドで元々はスコットランド出身のバンドで、まぁ、いつかは知らないのだが多分70年のフリーのツアーに前座として同行したことがあるらしい。音は先ほどの通りなのだが、意外や意外、なんとトリオ編成のバンドだったのだ。聴いてみるとブラック・サバスまでとは言わないけれど、かなりヘヴィーな音と美しいアコースティックな曲が混在していて、サバスと同時期に同じような試みで世間にアプローチしていたバンドでもあるワケだ。こっちはこの一枚、しかもタイトルが「Volume One」だからさ、「2」をリリースするまでには至らなかったワケで、一枚しかリリースされていない。もっともその一枚で任務完了っていう感じはあるんだけど、サバスとの決定的な違いは売り出す時のコンセプトだね。それ以外はそんなに大差ない、と言っては失礼なのだが当時はどっちに転んでもおかしくないレベルだったと思う。ホントに恐ろしくヘヴィーでダークな雰囲気は持っているし、まぁ、ギターがね、ホント変わってるっつうか不安定っつうか、チューニング合ってるのかなぁと首をかしげたくなるようなフレーズも多くて楽しめる。

 久々に聴いてこんな面白いバンドあったっけ?って思ったくらいに楽しめた。20年近く前から英国B級サウンドにも親しんできたけど、今はまた聴く耳が変わってきている部分もあるんだろうな、かなり楽しめるのかもしれない。そう思うとまた英国B級の世界を復習したくなってきたんだけどなぁ、今よろしくないことにこのバンドも含めてかなり紙ジャケで再発されているので割と簡単に手に入るってことだよな、それは危険だよ…と一方でビビってるんだが…(笑)。基本アナログで持ってるものはCD買わないしね。ま、このバンドも15年くらい前にCD化されたような気がするが…。

 …てなことで、英国B級ど真ん中と言わんばかりのバンドなのだが、この手の音が好きな、というか何でもアリのヘヴィロックに楽しみを求めるならば実に楽しめる一枚。こういうの目覚めるとよろしくない気がするけど、今なら紙ジャケですぐ聴けるんで良いかも。あ〜、こういうバンドいっぱいあるなぁ…しばらく続きそう(笑)。

Ian Carr - Belladonna (1972)

ベラドナ(紙ジャケット仕様) 英国ジャズシーンの帝王とも言うべきイアン・カーによるNucleusは一旦の解散を決めてシーンから身を引くが、その狭間にはしっかりとイアン・カーがソロ作品を制作していたみたいで、まぁ、今じゃ実質の申請Nucleusのアルバムとして捉えられているんだけど、アルバムとしてはソロ名義の作品が「Belladonna」。

 1972年にリリースされているNucleus的に数えれば4枚目のアルバムに相当するイアン・カーのソロ作品「Belladonna」。まぁ、メンバー的には後のNucleusを構成する人員で占められているので、当然ながら同じ傾向として聴く。それも音的にはさ、完全に電子ジャズの世界で、しかもトランペットなもんだから全く電子マイルス・デイビスの奏でていた世界観に通じるものが大きいし、それでいて英国な湿っぽい部分がしっかりと出ている…、そして面白いのはアラン・ホールズワースのギターが要所要所で面白いように活躍しているところだ。この辺かなり職人芸を発揮している感じで、まだまだ成長過程著しいアラン・ホールズワースのギタリストとしての姿勢が伺えて耳を引く。同様にロイ・バビントンのベースももの凄く耳に付くラインで、花形のメロディー楽器にまるでヒケを取らない存在感。この辺の音の融合性とかは見事にバランスの取れたメンバーによる音のぶつかり合いで面白い。更に曲によりけりだだけど、パーカッションが目立つんだな、これ。ヘンなの…。

 完全にジャズの作品って云える音なんだろうけど、やっぱりロックなんだよな。何故か。リズムとか違うからかね。その辺の境目が実に面白くて後にソフト・マシーンに移っていくってのも分かる音世界。トランペットって楽器が既にロックじゃないハズだけど、しっかりロックのフィールドに持ち込んで発揮している。でも、ジャズ(笑)。どんな気分の時に聴く作品なんだろう?今となってはあまり聴く機会のない作風かもしれない。ただ、入ってる音は凄くモダンでクールなサウンドなので、プログレとかフュージョンなんていうカテゴライズという概念は壊して、れっきとした英国ジャズロックのの王道として聴けるものです。最後の曲ではアラン・ホールズワースが大活躍。知性を感じる音を作りこんだイアン・カーのソロ作品名義の「Belladonna」はかなり聴き込む価値ありです♪

Idle Race - Idle Race 1869

アイドル・レース(紙ジャケット仕様)  一方の天才少年ジェフ・リンは60年代後期からIdle Raceというバンドで活動していたことは既に知られての通りだが、ロイ・ウッドのThe Moveがシングルヒットを続々と放っている頃にまだまだ売れないバンド的な活動しかできておらず、良作をいくつもリリースして、玄人肌にもウケが良かったのだが、なかなか商業的な面には結びつかなかったようで、その辺がジェフ・リンの才能と現実の狭間で、The Moveへの参加と現メンバーとの関係性ってので揺れていたのかもしれない。結果的には正解という道を歩むのだが、そんなIdle Race時代の音源もちょっと聴いてみた。

 セカンドアルバムにしてセルフタイトルのアルバム「アイドル・レース」を1969年にリリースした…とは言ってもこの時代だから多分シングルが先行していて寄せ集め的っていうのかもしれない…、そこまで追いかけてないからよくわからないけど、アルバムを聴く限りはどれがシングルヒットしていてもおかしくないくらいのクォリティだし、全く今のジェフ・リンの才能を隠すものでもなくって既に全開している状態です。特に「Rmeinds Me Of You」とか「Mr.Crow and Sir Norman」なんて極地じゃない?前者は聴いた時にTravelling Willburysを思い出したくらいジェフ・リン独特のメロディが既に出来上がっているし、後者は完全にビートルズチックでありながらもしっかりとカラフルなメロディを打ち出したふざけた作品で(笑)、こういうユーモアってのは同時代で理解するか大人にならないとわからないものかもしれない。英国独特だよね。

 全体的にはもちろんキャッチーで楽しめるメロディ満載で、ファースト「バースデイ・パーティ」ほどではないだろうけど、筋の通ったIdle Race的作品と言えるんじゃないかと。Webであれこれ探してもどうしても「バースデイ・パーティ」の方がレビューが多くて「アイドル・レース」の方は詳細がよくわからない部分あるけど、まぁ、音だけ聴いていると好みは別としてなるほど良質なポップスを奏でるアルバムだと納得する。そしてジェフ・リンがロイ・ウッドとくっつくのも確かにギャンブルだっただろうと。残されたメンバーはどうしようもなくなったようだが、それはそうとしてIdle Race時代の曲を焼き直してどこかでプレイしても全く古さを感じさせない曲だろうと思う。

The Idle Race - Back to the Story Back to the Story

If - If (1970)

If 英国ジャズロックの系譜と言っても自分自身それほど詳しく追求しまくってはいないなぁ…とこういう流れを考えた時に思う。やっぱり好みが微妙に分かれてくるのも事実。それでもですね、自分のブログを見直してみると「あれ?こんなの書いてないんだ?」ってのも結構あってさ…、その中のひとつに英国で1970年にデビューしたブラスジャズロックバンドとして割と名を馳せたIfというバンドがある。

 1970年ファーストアルバム「If」でデビューして、その後立て続けに5枚くらいアルバムをリリースしていくバンドなんだけどメンバーチェンジも激しくて、結構多彩なメンバーが名を連ねている。そんなイフのファーストアルバム「If」だけど…、いや、これまた何とも形容しがたいロックな音ですねぇ。簡単にジャズロックとかブラスロックとか言うレベルは完全に超えてまして、何とも言えないマイルドな英国の田園風景が見えるかのようなサウンド。シカゴとかBS&Tのようなブラスジャズロックと言われるけど、自分的には曲によってはGnidrologのようなイメージ…いや、フルートが暴れてたりするからさ、管楽器奏者は結局二人くらいでブラスしてるんだけど、インパクト強いんだな、使い方が。でも、実際は繊細な作り込みをした上でのインパクトなのでその実バックの楽器の音とかが凄く美しい。ギターにしてもベースにしても。こういうバンドにアラン・ホールズワースが入っててもおかしくないなぁ…。

 同じ英国ジャズロック的サウンドでここまで温かみを持てるのはどういう違いなのだろうか?Nucleusほど冷淡には聴こえないんで、まぁ、人間らしいっつうのか、ロック寄りってことなのか、親しみ持ちやすいなぁ、このIfってバンドは。なかなか評価されにくいバンドってのととにかくWebでは検索できないに等しいバンド名がよろしくない(笑)。今ではどれだけこのバンドって語られることがあるんだろう?なんて不思議に思ってしまう、そんなバンドだけど、音は多分気持ち良いので好む人多いはず。ちなみに半分くらいがインストなので歌モノ好きな人は難しいかな。でも、かと言ってインストが強烈に突っ走るってほどでもないのが中途半端な立場なんだ(笑)。その歌もかなり暑苦しい感じの男歌声なのだが…。

Illusion - Enchanted Caress 1979

Enchanted Caress: Previously Unreleased Material 最近ウチのネット環境が非常に悪くなっていて接続できないなんてこともあってイライラしていることが多く、いかんいかんと冷静になろうとするのだがこれだけネットワークありきの生活に慣れ親しんでしまうと遅いだけでストレス溜まるし、接続できないなんてのがしょっちゅう発生したらそれはもう世間との断絶じゃないかと思うくらいに情報不足に見舞われるので、ま、ここで言う情報ってのは一般的なものではなくってマニア的なもの、という意味なのだが…。そんなイライラを解消すべく、しっとりとしたものでも聴かねば、ってことで…。

 1979年録音の幻のバンド、イリュージョンの三枚目「Enchanted Caress」、しかも発掘音源として1990年にリリースされて初めて陽の目を見たCD。ま、バンド自体は幻でもないけどこのアルバムはかなり幻だったらしい。当時どれだけ騒がれたかってのはよくわかんないけど、そもそもイリュージョンの三枚目があるとか、以降発掘されるようになったB級プログレバンドのスタジオ作品なんて別に存在が仄めかされたりしていたこともないので、単に驚きを持って迎え入れられたというだけだとは思うが。まぁ、ファンタジーの二枚目とか、クリアー・ブルー・スカイの二枚目とかさ、あってもねぇ…。ま、嬉しいけど。

 ってなことで発掘されたイリュージョンの三枚目の作品「Enchanted Caress」なんだけど、初っ端から美しい「Nights In Paris」で多分ほとんどの英国ロック好きはノックアウトされると思う。マギー・ライリーやサリー・オールドフィールドの世界とはまた異なる独特のジェーン・レルフの歌声と楽曲のポップさ、というか英国らしい雰囲気の中に響き渡る声が素晴らしいのだ。この雰囲気の良さはアルバム全編に渡って一貫していて、とても1979年の作品とは思えないくらい70年代初期の英国ロックの香りがプンプンする名作。うん、そもそもイリュージョンのアルバム全部がそんな感じなのでどれもこれも凄く好きなんだけど、ファースト「Out of the Mist」の美しさは有名なのでもちろん聴いてもらいたいけど、実はこの「Enchanted Caress」もかな〜り美しい。英国フォークプログレっつうかプログレって言葉はいらないんじゃないかなぁ。

 イリュージョンっていうとジェーン・レルフのイメージなんだけど、結構ジム・マッカーティも歌っているんだよね。どちらもソフトな歌なので作品の質に影響はしないんだけど、いいなぁ、こういうの。さっきのイライラなんてすっかり忘れてしまって、作品にハマってる(笑)。全編一気に聴き通せる素晴らしさ。ちょっとユニークなのは「Slaughter on 10th Avenue」というインスト曲ではギターソロをフューチャーしていてかな〜り浮いている(笑)。でも悪くないね。

 そして最後にはボーナストラックとしてキース・レルフが感電死する12日前にレコーディングしたという最後の楽曲「All The Fallin' Angels」が収録されていて、涙をそそる。自分の死とを知っていたワケじゃないだろうに、何故にこんなに悲しい歌を最後に録音していたのか…。素晴らしい。そういえば、この人の音楽的趣味ってのはホントに幅広かったというのか、運の良さでシーンに残っていたのか…、奇特な人です。

The Incridible String Band - The Hangman's Beautiful Daughter 1968

The Hangman's Beautiful Daughter 似たようなバンド名だと割と混同してレコードやCDを買ってきてしまうことも昔は結構あって、ただそれでもそこまで名前が似ていなかったことで救われていたのがThe Incredible String Bandというバンドで、前述のString Driven ThingとはまぁStringだけしか共通していないのでバンド名が被ることはなかったけど、どっちがどんなバンドだっけ?ってのはちと混乱したこともある(笑)。音を聴いてしっかり認識していれば全然異なるのでそんな混乱はないだろうが、まぁ、探している段階だとしょうがない、ってことで。

 そのインクレディブル・ストリング・バンドの三枚目「The Hangman's Beautiful Daughter」だが1968年頃のリリースなのかな。英国フォーク界では有名なジョー・ボイドさんプロデュースによるバンドってことで知名度は少々あるのではないかと…。そしてこのジャケットも結構見られたりすることもあるんだけど、オリジナルの英国盤は裏面にあるメンバー二人の写真の方だそうで、オリジナル盤まで探したことのない自分はあまり認識していないけれど、こっちの方が味のある雰囲気が出ているってのもある。

 中身はですねぇ…、フォークです。もちろん。ただし相当アシッドな雰囲気の漂うフォークでして、シタールやらタブラやらと変わった楽器がいっぱい鳴っているのでどこの国の音?ってくらいに不思議なサイケでアシッドなフォーク。ただ、ドラッグ系ではないような感じもするのは知性を感じられるから?いや、これに知性を感じるってのはヘンだろうけど、かなり練られてるもん。そういうスジ論がしっかりしてるから音としても飽きずに聴けるという面白さがあるんじゃないか。これだけ煌びやかなのに「SGT.Peppers...」的にならなかったのはクールなセンスではないかと思うし、どちらかと言えば「Satanic...」的な雰囲気だね。しかしまぁ、愉しい音を出していて、中には13分強にも及ぶ組曲まで入ってる。やっぱりその辺の影響は受けているな(笑)。

 まだまだ実はあんまりきちんと聞き込めていないバンドでもあって、深く書ききれない。なかなか見つからなくて、一番集めていた時期には手に入れてなかったのでかなり後になって聴いたアルバム、っつうかバンドなんだよね。だからちょっと記憶から遠ざかっていて、今回また聴いてみたってトコなのでちょっと思い入れも浅いしな…。ま、それでもまた聴く機会があっただけ良かった(笑)。

 そういえば、今年40周年記念と話題になっているウッドストックにも出演していたらしい…、記憶にないのか映画には出ていないのか今回リリースされたのか調べきってないけど、そういうバンド。さぞや雰囲気にはマッチしたことだろう…。